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眠れない夜は眠らない僕と

Lemonade 全体プロット

Nolaの奥底に眠っていたので、もったいない精神でサルベージしてきました

プロットだけで1.5万字あるからほんへも18万字になる。

れもね初期プロット

Season1
1 「Golden dreams」🃏💄
リトートシュヒ、リューペア。敵(?)→シュヒくん。人は変われるか?
・導入
9月も終わり、更正プログラムの本格始動日。午後からのバディ発表を前に、期待と不安を半々に抱える受刑者がいた。ジョーカー・リューだ。
世間的にはただの犯罪者だし、自分はこれからまた真っ当に生きていけるって言える証が欲しくて志願した。更生するためのプログラムを無事通過して花丸貰えたらさすがに世間も認めてくれるだろ!?って。ムショから出たら……父さんと母さんに謝って、お腹いっぱい、チェリーパイを食べたい。悲惨な境遇とささやかな夢。
ジョーカー・リューは、ぼんやり首をもたげながら、焦げ茶色の目をぱちくりさせて、ニューアトランティスの空を眺めていた。
・バディ発表
一人はヒスパニック系の、凛々しい顔立ちの男。もう一人は極端に色が白く、ふわふわの天然パーマで神経質そうな男だった。細っこい身体を猫背に丸めて「レニーちゃん、髪をいじんないで。レナードくんもサングラスは外して、一応式典だ」
立場は変わる。でも、みんなの根底は変われるだろうか。
変わらなければ何を失うのか。変わるためには何が必要なのか。やや緊張した面持ちのメンバーを見回して、最初に口を開いたのはリトートだった。
先の大戦で更地になったアメリカ・マンハッタン島は、復興の願いをかけてユートピア小説のタイトルをつけられ、数十年をかけてアメリカ随一の大都会へと返り咲いた。人種のるつぼ、あらゆる夢が叶う理想郷。だが知っての通り近年この街では、科学技術を悪用した犯罪が急激に増加し、警官の殉職率も跳ね上がった。対策人員の不足に悩むNA警察は、元受刑囚を事件解決にあたらせる更正プログラムを発足した。まあ色々と話を聞いているだろうが、俺が君たちにやってほしいことはたったひとつ。自分の能力を犯罪ではなく人助けに生かし、君たち、ひいてはニューアトランティスの未来のために真っ直ぐに働いてほしい」
「茨の道へようこそ。歓迎しよう」
・シュヒは冷たい。「言っておくけど、反抗するような奴は盾にするなり刑務所か警察学校に送り返すなりするから。上官に逆らったことを後悔させてあげる」「せいぜい、足引っ張らないでよ」
準備期間から見ていたが、シュヒは犯罪者を毛嫌いしている部類の振る舞いをする。くだらない、頭悪い、しょうもない。そう言いながら元受刑者たちを適当に躱し、睨めつけ、反抗すれば刑務所に戻すと恫喝する。多少の誹謗には動じず、陰で部下に嫌われようがどうでもよさそうだ。もちろん犯罪者を甘やかす必要などないのだが、彼には立場がある。これでは更正プログラムの上官でありながら元受刑者達に期待していないようなものだ。前科者だからこういう扱いも当然だ、と軽蔑しているのだろうか。せめて失礼のないようにしなければ、とジョーカーは拳に力を込めた。
「そうだな、そろそろ説明に移ろう。5組ずつチームに分かれてもらう。俺直属のフェニックス班は主に新人警官が集められている。逆に、シュヒ直属のロウ班はベテラン警官、後方支援向きの技能に秀でているものが配属されている」
「それじゃあバディの発表を行う。まずは俺のチームから」
その声に、固唾を飲んだ。
「カイル・ベネットと、レオナルド・E・アンブローズ」
「スタンリー・ヴィシネフスカヤとグレイ・I・ジンジャーブレッド」
「ベル=ソニアとギルバート・ヴァレンティノ」
名前を呼ばれた二人の青年は、あからさまに身を固まらせた。お互いに気まずそうな視線を送っている。
「ガティ・ジルスタ、ウェンズデー」
「ファイン・M・アネモネとランディ・パーカー。フェニックス班、以上10名」
「……次は僕の班だね」
「ヴァニタス・ハックくんとサイちゃん」
「アルベルト・ハーヴァーくんとアンデッドくん」
「クリス・ラドフォードくんとレナード・レインくん」
「セス・ランドルフくん、セオドア・ジェンキンスくん」
「そして、ルイーズ・ロレンスちゃん。ジョーカー・リューくん」
「以上!よろしく頼むよ、新入りの皆!」
彼は女性警官・ルイーズとバディになったが、教官には目をつけられ嫌味を言われる。関係性の説明
「私は、彼を信じます」「……あっそう」
・事件発生
ジョーカーは子どもの誘拐事件に遭遇。自分には出来るはずないと思ってしまう。「どうだろうね」ルイーズがサングラスを押し上げた。「幸運の女神様ならここにいるだろう?」回想はさむ
握りしめた拳が、声が、震えた。リューは強く敵を睨みつける。その瞳は明快に澄み切っていた。もう迷わない!「助けに来たよ」
無事にプログラムを終えて、ルイーズさんに好きって言いたい。決意をあらたにするジョーカーなのだった。
シュヒに目にものみせる。それぞれが「変わりたい」という意志を見せて、終了。
 
2「Thriller school」
ヘイフィールド小学校にて。敵→HPG…人間愛護主義団体(Human protection group)の立てこもり事件。ストックトン。アンデッドペア、レニー。
・導入。ブリーフィング
「小学校に爆破予告が来てた」「あっ、その爆破予告なら俺が調べておきました!爆破予告の投稿は通信匿名化されてましたけど、実行犯がSNSで犯行を匂わせる投稿をしていたんです。そこから特定しました」傍らに立っていた黒髪の警官がおずおずと手を上げた。年若い彼は、緊張しているのかもじもじしながら、「おそらくHPG。HPGは雇い止めになった肉体労働者たちによって結成された、いわゆる思想団体です」
「ヘイフィールド小学校に行く前にはどんな装備をすべきかわかるかね?」「はい!きちんと防弾チョッキを身につけて、拳銃を携帯し……」「ああ、うん、間違っちゃいないが俺が言いたいのはそっちじゃない」「正解はコスプレだ」「……はえ?」(スチル)
リトートは何もふざけているわけではなかった。アメリカの小学校はハロウィン期間になると生徒も先生も仮装に身を包んで登校する。それはニューアトランティス・ヘイフィールド小学校も同じで、一部メンバーのみ教師や用務員にまぎれて小学校に潜入してほしいのだという。ほかのメンバーは通常の装備で外で待機になる。レニーが写真を撮る。
・潜入→バトル
緊張の一瞬――、破壊。全身の筋肉に意識を集中させ、踵からつま先に緩やかに自重を乗せて滑るかのように無駄の無い蹴りを入れる。薄汚れた扉を蹴破り室内に押し入った。
・エピローグ
NPCが褒める。次のセントラルパーク解放戦線について説明。テロリストが公園を占拠しており膠着状態になっている。チーム分け。「……いいんですか、皆に任せて」「ああ。本番はこれからだ」
 
【探索イベント(リトート班)】
 
Season2 セントラルパーク解放戦線 🔔🥳、🌟💖、🍣🚢
ティレシア編 リトート班メイン。
3「Stand by me」 
・アバン。ベルソニア
上司に無理やり連れてこられただけだ。チーム分けでは仲の良いシェアメイトと分けられ、代わりに居るのは犬猿の仲の同期。直属の上官は暑苦しそうで苦手なタイプ。おまけにバディは……。そこまで考えて、ベル=ソニアは思考を止めた。
落ち込むベル、ヴァニタスはオドオドしている。「おれにはやっぱりだめだ」「こんな警察官をみて、更生したいなんて思うわけない」ってシェアメイトに弱音吐くベルソニア「大丈夫ですよ!先輩ならできますよ!」ヴァニタス「期待なんて好きに感じればいいんです。自分が一番加速出来る、好きな程度の期待を感じればいいんだ。君はすごく期待されてるし全然されてないんだよ」「ぶっ!」そこまで言ったところで、ベルは勢いよくコーヒーを噴き出した。「このコーヒー、泥水入ってる!」「あ、ほんとだ調整中って書いてありますね……」
・サイとランディ
ランディ「あいつの心情も知らねぇで『バディ』か。相変わらず警官様はおめでてェな。脳みその治安が良さそうで何よりだ」「喰い殺してくれって言われてんのよ」歯を剥き出しにして笑った。
・🥳🔔、🔔開示
「勝手に死ぬとか言うなよ!」大喧嘩。悲しさを鬱陶しさで塗りつぶした。「おまえに何があったのか、何も聞いてない」
「おれは自業自得なんだよ!」「見ただろ、小学校のセンセイの青ざめた顔。あれが普通なんだよ。被害者がいて、おれは加害者なんだ!お前が悪人に同情する義理なんてないんだよ。罵られて蔑まれて後悔するべきなんだ。慰められるのも励まされるのも救われるのも想像つかない」
「じゃあ、どうすれば良かったんだよ!!」「……ごめん。バカしたわ。そう、おれはバカなんだよ。だから人とか殺してもこんなふうにヘラヘラできんの」
「ベル、ごめん分かってよ。もうアンタと同じじゃねーよ」
「……仕事はちゃんとやるよ。だからもうほっといて。おれ怒りたくねーよ」
おれは、だれを信じたらいい?
 
4「On your mark」🌟💖
ベルを心配するフェニックス班の面々。
一方、カイルは更正意思のないレニーの扱い方について考え込む。奔放なレニーに手を焼きつつも共に違法ブリーダーを摘発したカイルは、こんな子でも本当に犯罪を起こすのだという気持ちになる。
ベルと喧嘩し、NAPDからの外出禁止を言い渡されたギルバートは考え込んだ末にトレーニングをしようと運動場へ向かう。そこにいたのはベルだった。2人は一緒にバスケをして、つかの間高校時代に戻る。
そんな彼らをよそに、テロリストに占拠されたセントラルパークの奪還任務が始まる。
・Aパートは🌟💖
表CSのセリフ抜粋
「人のそばにいるってことは難しい。でも、だからこそ。全然違う人間でも、たとえ一度罪を背負って過ちをおかした人であっても、そいつがやり直す気があるなら付き合っていけるってことを、一生かけてもわかりあえない部分がたくさんあるってことを……わかりあいてぇんだ」
・Bパート。ブリーフィング。
ベルソニアとルイーズネキ。ネキに励まされ、元気を出すベル。姉みたいな人だ。
・🥳🔔全部剥ぐ、和解
ギルバートは待機しているけど、やっぱり忘れられなかった。
回想。(開示)熱く揺らめく蜃気楼の中にベルが立っている。「オンユアマーク」「セット」一気に地を駆けて走り出す。ギルバートは親友を目で追い、目を細めて彼を見つめる――。
「死ぬために生きてろよギルバート。その方が目いっぱい楽しめそうじゃねェか」。そう言われた。サイとの静かな時間。「殺して欲しい」
自分で出来ることがしたい。するとベルがいた。ギルバートは、バディの手がひどくかじかんでいることに気がついた。自分が逃げていただけだ。ずっとベルは待ってたんだ。
そんなベルにギルバートが「こんなところに来てたの!?ひとりで……誰もいないのに」「ううん。一番大事なやつが来てくれたから十分」はっとするギルバートを制するようにベルは続けた。「バディだろ、おれたち」「……うん」いま、ベルを照らすのは数年前の灼熱の日差しではなく冬の月明かりだ。それでも、高校生の時に戻ったみたいだった。
ああ、もう、死んでもいいや。
 

ついにセントラルパーク奪還作戦が始まる。
・立ち向かうレニー。🔔負傷
傍目に見れば少しも格好よくはない。隈の濃い顔は怯えに歪み、涙さえ滲んでいるように見えた。肩も足も震えている。だがレニーには分かった。これこそがヒロイズムなのだと。恐怖に押しつぶされそうな中でも勇気を手にして立ち上がる姿が、彼のヒロイズムなのだ。
・しゅひりと
「こちらロウ。動きが止まったようですね」「まだ油断はできない」「でもよく弱体化できました。おかげでセントラルパーク内にいた市民の避難が間に合いました」「……ベネットたちが殉職して時間を稼いだ。彼なしでは不可能だった」シュヒが沈黙した。恐らく通信の向こうで青い顔をしているのだろう、とリトートはあたりをつける。二言三言を交し、通信が切れた。
神はいても、奇跡など滅多に起こらない。信じられるのは今まで積み重ねてきた訓練と情報だけだ。あらゆる展開を想定し、20人の部下とニューアトランティスの市民の命を天秤にかけた結果、リトートは選んだ。仲間の命を切り捨てるほうを。大いなる敵を凌ぐ必要に迫られたのなら、自分は非情にもなる。
 ・🔔🥳
爆裂の焔の中片腕になったティレシア
ティレシアは鼻を鳴らし、軽薄ね、とつぶやいた。「無意味な希望の押し付けなんか絶望でしかないのよ。頭お花畑でルーティン大好きなアンタは、そうやって何度もあっさい希望を掲げてな。何十回でも何百回でも何千回でも、ぶっ潰してあげるから。頭で理解できないなら、体で覚えるまで切り刻んで似て焼いてあげ、るッ!」言うなりティレシアは地を蹴った。 
 ・ベル
誰にも否定させない。伸びやかに地を蹴った。風とひとつになった。銃声が鳴った。
それきり、セントラルパークは静まり返った。
勝利!
 
6 「Aint no stoppin us now」エピローグ  💖🍣開示
・大怪我した🔔
「めちゃくちゃ辛かったんだろ。おまえは、それを俺に味合わせようとしたんだ」「自死なんか許さない。殉職なんか許さない。死ねば許されるなんて甘いこと思うなよ」
「おれの前で、二度と『死にたい』なんて言うなッ!!」
声が、肩が、ふるえた。ベルは涙があふれてとまらなかった。
「自殺すればある意味おまえは楽になるかもしれない。でも、結果としておまえが少しすっきりするだけで誰も得をしないんだ。死にたいくらい辛いんなら、良心の呵責に苦しみながら生きろ。それはおまえが、この更生プログラムを通じてお前自身に課した課題だ」
「俺は今でも信じてる。お前は、どうしようもない悪人なんかじゃないって。ギル。おれのために生きてよ」
・🚢🍣。冤罪について、🍣の裏CS
墓参り。スタンリーへの第一印象は「面倒くさそう」だった。おれとカイルは仲良しで〜的な語り。おれもギルが死んだら嫌だ。
コーヒーを飲みながら。「じゃあおれも教えるよ。レニーは冤罪だったんだ。殺そうかって話もしてた」「え」「プログラムは偽善者ばかり。お前らが思ってるほどキレイな組織じゃないよ。ここは」
「それでも俺は自分の信念を信じるよ」
「聞いたことない?人という字は二本の棒、2人の人が支え合ってできてるんだって」「あほらし」ふんっと鼻を鳴らす。
「あの」「NAPDの、プログラム……の人ですよね。ありがとうございましたっ。ボクの小学校も、セントラルパークも、守ってくださったんですよねっ」
青空は決して綺麗なだけじゃない。美しいけど広すぎて恐ろしくて、ここにいることが心もとなくなる。どれだけ苦しんでも空は降りてきてはくれない。
空が、青く澄み渡っている。
 
Season3 デスパレート・クリスマス 💻💉、🚬🕶
ヴァニタスハックとレナードレイン中心にアルベルトハーヴァー、クリスラドフォード。💻の結束を見せてから
8「Insanity」
ティレシアの義手は、シュヒやヴァニタスでさえ初見の高度な技術が使われていた。真相を突き止めるため、マインドコントロールを得意とするスター・レナードの力を利用し尋問を行ったロウ班は、「レツィンク」という組織の存在を聞かされる。真相を確かめたいヴァニタスたちだが、シュヒにはお上に回すしかないと言われてしまう。その後シュヒは、アルベルト、ルイーズ、ヴァニタスを連れて軍事企業デアンハロップ社へ向かうことに。ニューアトランティス郊外の雪山で不審な死体が散発的に見られるようになり、それを捜査しに行くことになった。
・導入
『グッドモーニング、ニューアトランティス!』ラジオから軽快な声が流れてくる。主婦は皿洗いの手を休めて、MCが涼やかに告げるニュースに聞き入り始めた。
『それではNA放送局より、レナード・レインがお送りしました』
 ・尋問。💻
「俺は受けた恩や借りはきっちり返すタイプだ」「レナードペア。だから呼んだ」「ニューアトランティス市警はもちろん人権を尊重している。被疑者の同意なく脳をスキャンして記憶を読み取ることはしないし、暴力的な自白強要もしない。取り調べの模様はすべて録画されており、要請があれば開示される。ただし……」
リトートは二人に目を合わせた。
「取り調べ前後、『偶然』被疑者が原因不明の『体調不良』に陥ることが、非常に、よくある」
その場にいる殆どの人間が、自白剤や電子ドラッグの使用が常態化していることを示唆しているのだとすぐにわかった。
「だが俺は、自分の作戦指揮下で扱う犯人にはそういう扱いはしたくない。非人道的な扱いであることはもちろんだが、露見したら後始末が面倒だからな。そこでレナード、きみたちにティレシアの尋問を頼みたい」
「ティレシア・ジョーンズはデザイン系の若い女学生、きみのこともばっちり認知していた。俺はきみの心理テクニックについては評価している。それが正しい目的でつかわれると信じているよ」
レナード・レイン。彼はニューアトランティス市民、いや全米全世界を引っ括めても知らぬ人はいない大スターだ……いや、「元」スターと呼ぶ方が正しいだろうか。華々しい賞や映画の主演を総舐めにした青年は、
「もちろん歓迎だ、ボス。ただ一つ訂正をしたい。俺が行うのは尋問じゃない。『インタビュー』さ」
 ティレシアの義手は、シュヒやヴァニタスでさえ初見の高度な技術が使われていた。真相を突き止めるため、マインドコントロールを得意とするスター・レナードの力を利用し尋問を行ったロウ班は、「レツィンク」という組織の存在を聞かされる。FBIやCIAに追われつつもその追求を密かに逃れ、貧困層や過激派宗教団体に武器を与え、アメリカ国内でのテロを指導しているという。ニューアトランティスでの犯罪の激増には、この組織が1枚噛んでいるらしい。陰謀論に近いが、彼女の義手を前にしてそうも切り捨てられない。真相を確かめたいヴァニタスたちだが、シュヒにはお上に回すしかないと言われてしまう。
 
9「Last supper」雪山へ  🕶開示
シュヒ班メインの任務。セスくんのシャイニングパロ。全部💻視点にする。
山荘にたどり着いたロウ班だが、いきなり停電・殺人事件に巻き込まれてしまう。この中に殺人犯がいるのでは?と仄めかす。一方、レナードはヴァニタスと秘密裏に接触していた。実はヴァニタスは記憶を失っており、その記憶を取り戻すための手伝いをレナードに行わせていたのだ。そこに割って入ってきたのは、ヴァニタスの親代わりのクリス。ヴァニタスはクリスと口論して出ていってしまった。
かねてから不仲だったレナードとクリス。クリスが問い詰めると、レナードはヴァニタスとアルベルトを狂わせクリスを壊したいのだという。クリスは軽蔑を露わにする。
・山荘へ閉じ込められる
「いくらニューアトランティスとはいえここは郊外、僕たちにとってはアウェイだ。いざという時の武力行使、暴力や権力で解決、そういったものは通用しないと思った方がいい。相手の正体と意図が読めないうちは慎重に行った方がいい」「デアンハロップ・ホテルへようこそ。こんな辺境まではるばるありがとうございます。合計6部屋お取りしております」「こちらはわたくしたちは管理人のバーナードと申します。冬の間は住み込みで別荘の管理をさせていただいております」「捜査の御協力ということで、宿泊料はいただきません。気の抜けない旅行でしょうが、ごゆっくりどうそ」
部屋割り
💄💉、シュヒ、🚬🕶、💻🃏、🍩💀、🔪🚼
・停電。
女性同士で同じ部屋を使うため、ヴァニタスはルイーズのバディであるジョーカーと同じ部屋を使うことになった。
ジョーカー、グレイから貰った服を着ている。「そうみたいッすね……」ジョーカーが穏やかに笑った。停電「なっ、なになに!?」ドスッドスッ!バキバキィ!斧で割られて顔が出てくる。「貴様ら、何をしている。出てこいと言っただろう。」セスくんのシャイニングパロ。
・突然のモブ死人。
胸を一突きされて即死。シュヒは足を負傷。「恐らく……この中に殺人犯がいるのではないでしょうか?」「疑う訳ではありませんが、このチームの半数は殺人犯ですし。なんなら教唆犯もいらっしゃいますから」「おいおい!」笑うレナードレイン。怖いな……でも大丈夫。
🍩「俺たちは警察官としてここに来た。ここには元犯罪者は5人いるが警官だって6人いる。皆で協力すれば解決できるだろう!」
・Bパート。
レナードレインと💻の治療。🚬乱入。ドクター。「頭が痛い……!」「アルベルトとクリスには心配かけたくないんだ」💻からレナードレインへのクソデカ感情を描写。
「……何をやっている?」「耳の穴をもう1つ増やしたいか?なあ、どっちがお好みだ」「やめてよ!やめてったら!」「ぼくは子供じゃないんだよ、クリス!」
 「こんな山荘、ネットも無ければ人間で遊ぶしかないからさ」レナードが笑みを深くした。
「その記憶がヴァニタスにとって良くないものだとしたら?」「ハッ。そんなの俺には関係ないね。」「おおっと?遊びとはいえ俺ァヴァニタスの希望で付き合ってたんだぜ。危ないことはなあーんにもしてないさ。隣人を愛し、持てる能力で人助け。このプログラムの趣旨に反してないだろ?だからそう危ないもん向けなさんな、ダーリン?」
「オレにはわかるぜ、クリス・ラドフォード。あんたがヴァニタスを守ろうとしてるのは、ヴァニタスのためじゃなくほかでもない自分自身のためだって」「今更俺にどうこうしたって無駄だ!ヴァニタスはじきにすべてを思い出す。そのときあんたは、正気でいられるのかね?私は大切な人を奪われましたって大声で被害者面しながら毛布にくるまって生きていくか?」
もう一生まともな生活もまともな仕事もさせない。どんな幸福な時間でも必ず俺がお前の人生に影をさす。
「狂っちまえばいい。」
 
10
閉ざされた山荘で殺人事件に巻き込まれたロウ班。アルベルト&アンデッド、ルイーズ&ジョーカーは山荘の捜査を行う。一方クリスと喧嘩したヴァニタスはセオドアを頼って独自に捜査を行おうとする。低体温症で気の狂った管理人をセスは除雪車で轢き殺そうとするが、セオドアとヴァニタスに慌てて止められる。
セオドアによれば、管理人夫婦の死因は低体温症と一酸化炭素ガス中毒であり、殺人事件の線は薄いということらしい。しかしシュヒを加害した犯人は確実に存在する。一体誰なのだろう?
そこでシュヒは口を開く。
・ヴァニタスの捜査
「俺も自分にできることをやりたい!」セオドアは渋い表情で続けた。「それで、ぼくですか?」「あんまり、わからないことも多いかもしれませんが……」うーん
・セス
バーナード爺さん、謎の徘徊。お菓子食べてたセス「わーっ!」「フン。雑草を刈るのは得意だ」除雪車ドーン!「違うんです!真相が分かりました!」
・真相分かる。疑心暗鬼の解消
セオドア「ええ、化学の知識と人体の構造には覚えがあります。さっきバーナード氏の死体を調べてみましたが、ガス漏れによる一酸化炭素中毒での死亡でしょう」「それは低体温症による奇声と矛盾脱衣でしょう。高所登山ではよくある話です。ぼくたちが精神異常を起こさなかったのは、ヴァニタスくんがドーナツとチョコレートを沢山持ち込んでいて、きちんと糖分補給を行っていたからでしょう」「あ……」「じゃ、じゃあ……殺人犯は、最初からどこにもいなかったってこと?」「そうなります」
「でも、シュヒさんの足を負傷させた犯人は確実に存在します」「……殺人犯でなくても、誰かがいるのでしょう。」アルベルト「……」
シュヒ「話さないといけないことがある」
 ・開示するシュヒ。
「最初に、今まで横暴な振る舞いをしてごめんなさい。ヴァニタスくんだけには説明したけど、実は事前にリトートさんと指導方法について相談してて、皆にはわざときつくあたってたんだ。……犯罪者が信用出来ないとか、ああいうのは本心だけど、自虐でもあるから」
そこでアルベルトはふと気づいた。シュヒの服には、本来あるはずのものがない。シュヒの制服にはNAPDのワッペンがなかった。「僕は元受刑者だ」
「……ヴァニタスくん、チームロウのみんな、そして更生プログラムのみんな。君たちはNAPDやニューアトランティスを背負う期待の星だ。そしてそれ以上に、君たちは僕の希望でもあった。僕が発破を掛ける度、君たちは踏ん張って『必ず変わってみせる』と言い張った。その姿を見て、同じ元受刑者である僕も変われるんじゃないかって励まされてたんだ」
「ぼくら上官の一番の仕事は、君たちを指揮してサポートすること。でも今の状況からして、歩行不能な人望のない元犯罪者が指揮を務めてちゃまずいと思う。だからアルベルトくん、君に指揮権を移譲したい」
シュヒが「真っ当な警官」であることをただひとり疑っていたアルベルトに山荘での指揮権を移譲しようとする。
 
10 🔻納屋は燃える
事件解決の安心もつかの間、プログラムについてシュヒから懺悔されたヴァニタス、アルベルト、セオドア。
一方、親代わりのクリスは、ヴァニタスとアルベルト、レナードの動向を前に気が気でない。二度と大切な人を失いたくないのだ。バディであるサイは、クリスとレナードのやり取りに警戒心を募らせていた。
・裏切り
わたしは、お前を許さない。
アンデッドと約束した。邪魔するものは殺すと。サイナイドはレナードレインに硫酸をかける。(毒物に長けているので硫酸は自前で用意。レナードの美貌を損なう)
 
🔻(スラムドッグミリオネア)
だがそこで目撃したのは、サイがレナードに硫酸攻撃を仕掛けている姿だった。
ホテルにはレツィンクの面々が到着。アンデッドが戦死してしまう。ヴァニタスの悲鳴も虚しく、サイはレツィンク側へと行ってしまった。
一方、ニューアトランティスに残っていたファインも、ガティに薬を嗅がせて失踪する。
 
・💻視点。サイ、敵に合流
「あなたがサイか」「忠告しておこう、同胞。更正プログラムの面々にいらぬ情を抱くな。命が惜しければ、大切なものを守りたければ、レツィンク以外の誰も信用するな」窓やドアを避けて立っている。足音からしてプロ。
「この拠点は放棄する。われわれはこれよりニューアトランティス中心部の拠点に散開し、計画の実行を行う!」
クリスを傷つけ、ヴァニタスを貶め、アルベルトを利用し、レナードに硫酸をかけ、リアムを殺した。皆を裏切った。けどリアム、わたしは、あなたとのあの誓いだけはやぶらない。この命に代えても、あの方を守る。

 
 
Season4 ニューアトランティス防衛戦 👟👄、💐🍖、🔪🚼
ツイヴェルン。New Atlantis Defense Battle 👟👄。💐🍖
12 👟👄回。👟裏剥ぎ
サイと恩師ファインの裏切りにより混乱に陥るガティは、バディのウェンズデーや同期のベルとも激しく衝突し、ランディに過去を暴かれて落ち込む。(酷く開示)
・アバン。サイとファイン。敵側。
スパイは己以外の何者も信じない。相手が何を望んで何を考えているか、信頼を得て懐に入り相手を観察する。常に最悪のケースを想定していた。
・Aパート
ひったくり犯を追い詰める👟👄。
ファインの失踪で精神的に追い詰められるガティ。ベルに当たり散らす。犬猿掘り下げる。
察したランディ。「よー、やってんなぁ」ガティとウェンズデーに絡みに行くランディ。
バディが失踪したヴァニタスとランディは現在休みを与えられている。ただヴァニタスは落ち着かない様子、ランディはふてくされた訳知り顔で、どちらも一周回って平常運転だった。ガティは、サイナイドとファインが姿を消したというのに、この男もリトート達も平然としている理由が解せなかった。
「嫌がらせか?」「ガティ、てめえのセンセイとやらがどこに行ったか、どこにいるか、知ってるって言ったらどうする?なァ?」先生だって行ってしまった。もしも私が、悪人になってしまったら?「わたしは……」
「ランディー」そこへ軽快な声がかかった。グレイが暇そうに菓子を食っている。「あっちでさあ、ウェンズデーとギルとポーカーやってんだけど一人足んないんだよね、来てよ。暇なんでしょ」
ガティはグレイの背中を睨みつけた。あいつ、あれでワタシを庇ったつもりか。犯罪者のくせに。バカじゃないの!
回想。
・セオドアの苦悩
「…………」「私のような人間は、生きていていいんでしょうか」「私のような人間でも、人と対等な景色を見てもよいのでしょうか」
サイの硫酸攻撃と山荘での火傷で、レナードの美貌は大きく損なわれた。たおやかなブロンドは抜けて高い鼻は溶け、頬の肉はすべてこぼれ落ちた。熱気を吸い込んで大火傷を負った声帯は摘出され、皮膚には痛ましいケロイドがありありと残っている。のちに人工声帯を埋め込まれ整形手術を受ける予定だが、元の容姿に戻るのは不可能だろう。
そしてレナードを含めたみながうっすらと気づきつつあった。彼の心理操作の能力が衰えている。
山荘での事件の後、看護師を含め以前よりレナードを慈しむ人間は増えた。彼の感じのいい振る舞いや観察眼は失われていない。だが「美貌の元スター」から「容貌に大怪我を負った患者」になった以上、レナードに向けられる目は憐れみと同情を孕む。もはやレナードは、人々を狂わせる教祖ではなくなった。そこにいるのは、治療されるべき弱者という烙印を押された、ひとりの元受刑囚だった。彼の遊び心が他人に付け入る隙はずっと狭くなった。
レナードとセオドア。屍の山に立っていたふたり。だがレナードは、その山から一人で落ちていってしまった。
💻「ドクター。ありがとうございます。お世話になりました。でも、僕は自分で自分の道を探します」
・ブリーフィング
「さて、ホリデー明けの出勤、ご苦労さん」山荘の事件以来、上層部の命令で更生プログラム設立以前の職場に引っ張り回されているらしく、リトートはろくに寝ていないようだった。いつも通り気さくな雰囲気ではあるが、めずらしく目尻に隈が残っており、疲れた肉体を精神の力で動かしているように感じる。リトートもシュヒもそれなりに負傷を負っているうえ、責任者という立場だ。2人とも気が抜けないのは事実だろう。
「山荘の事件からレインは療養中」
「おや、きちんと入っていますね。お疲れ様です」「!?」「ファインは俺が命じた二重スパイだ。プログラムの中に不穏分子がいるとは睨んでた。だから、逆にこっちからスパイを送り込んだ」リトートがつづける。「あの時は勝ち筋がなかったから、彼の判断で敵側に撤退し、情報を集めてもらってたんだ。こちらのプログラム側にサイ以外のスパイがいなかったことが確認できたから、今回ファインの正体を言った」「お任せ下さい」「ガティさん。怖がらせてしまってすみませんでした」「センセイ……!!」
ガティ、よかったー!
・作戦について
ふぇに「サイはレツィンクからのスパイだった」「彼女のしたことは国家反逆罪だ。彼女にとっては取るに足らぬ情報でも、どんな事情があったとしても、彼女の行為によってニューアトランティス市民全員が危険に晒されるかもしれない」
treason(国家反逆罪)。世界の警察たるアメリカで一番恐れられ、一番慎重に使われている単語だ。上層部ではもはやサイが「良いか悪いか」ではなく、「正気か狂気か」の議論をしている。
「ニューアトランティスに危機が迫っている今、同じ釜の飯を食った間柄だろうと「生かして返せ」などとは言えない。だからこそ言おう。サイナイドの生死は問わない」ひどい……的な雰囲気。
「我々の班は合同で捜査を行う」「秘密警察やSWATも警戒体制に入っているが、このプログラムの参加者は俺とシュヒも含めて捨て身の鉄砲玉集団と見なされている。こういうごたごたが起こればNAPDで真っ先に駆り出される立場だ。だから、俺たちは全てを失う覚悟でいる。必要ならリスクも背負う。そのつもりで作戦を練らなければこの街を救えない」
「そこで、今回は任務辞退を許可する」「君たちは何度も死地を掻い潜ってきた。だが訓練期間でいえば、大多数は一般人に毛が生えた程度だ。生還率は保証できない。ここでプログラムを降りたとしても止めはしない。元の処遇に戻るだけだ。お互いね」
アンケート回答はバディとの話し合いを推奨します。RP文があると良いかも。また、任務辞退を選択した場合でもキャラが生還するとは限りません。
ヴァニタス「……よく思い出して。あの人は仲間を切り捨てるような人じゃない。前、シュヒさんが『立場上どうにもできないこともあると分かって欲しい』って言ってた。上官の立場からは生かしてなんて言えないけど、僕たちがサイを許せるなら、無力化できるなら、生かしてもいいってことじゃないかな」
・セオドア呼び出される
「ウェンズデーは君の妻が名付けた子供だ」
人を傷つけるのは人間だ。だが、その傷を癒すのもまた、人間なのだと。

 
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ニューイヤーズイブがやってきた。
突入作戦が開始。ツイヴェルンの奇襲によってヴァニタスがビルから落下させられ、激昂したランディとファインによってバトルスタート。ランディはツイヴェルンにひとかみしてロスト。
一方、致命傷をおったサイ。クリスに助けられる。
・ついに敵の本拠地へ。
「一丁前に悩んだりするな。もうおまえはニューアトランティスの忠実な市民ではない。この都市を火の海に変えるのはおまえだ。わかっているのか。人殺し」
ツイヴェルンによってサイが負傷させられ、ヴァニタスがビルから落ちてしまう。
唯一悪人でないと肯定してくれたヴァニタスを目の前で殺された怒りで口輪を外したランディはツイヴェルンとタイマンを張り、噛み付いた。ロスト。相棒を失いつつもファインは攻撃を凌ぐ。裏剥ぎでデーちゃん妹バレ。
・サイを助ける
「助けてください。お願いします……」「(運命の人)を、助けてあげて……」「私は脅されていました。それを助けてくれたのが運命の人でした。」
誰かのために、何かのために過酷な仕事に耐えることは並の覚悟では務まらない。あなたを守る、それが最初で最後の私の誓い。
最初は瞬きのタイミングも分からなかった。空腹や風邪を引いた時でもそれがつらいことだと分からなかった。飲み物を飲む時どこを見ていればいいのか分からなくていつも困惑していた。それでも、バディのために、こうやって歩き方を、立ち方を学んだ。今心に芽吹く温かさも痛ましさも、全てあの方がくれた宝物だ。だから、どうなってもかまわない。
 
・花火「ハッピーニューイヤー!」 
シュヒとリトート、花火を見つめている。
「サイナイド・パヴロフ。スパイ行為の嫌疑で君を逮捕する。弁明は庁舎で聞く」
 
エピローグ「lemonade」
年明け。レツィンクの侵攻を食い止めたことが認められ、更正プログラムの修了、受刑者たちの釈放が決まる。
リトートは過去を回想しシュヒの別れを祝う。一方ジョーカーは、ルイーズと結婚。真相を話した。
 
・卒業式
「君たちはこの4ヶ月でよく成長した。表情が変わった、喋り方も素敵になった、少しおしゃれになった、よく笑ったし泣きそうにもなった、たくさんの文字を読んだ、地味な作業も健気に続けた、何度もおなかいっぱいになった、何度も夢と現実を行き来した。この4ヶ月でよく成長した」
「まずは、ベネット、アンブローズ、パーカー、デラクール……いや、『アンデッド』に敬意を表そう。彼らなくしてはニューアトランティスを守りきることは不可能だった」
「続いてサイナイドだが、彼女は反逆罪で連邦議会にかけられた。本来ならば重罪が科されるところだが、彼女の境遇、刑務所での態度やプログラムでの活躍、レツィンクから脅迫されていたことを提示し説得したところ、死刑は免れた。ニューアトランティス刑務所より厳しい待遇の特別囚とはなるが、縁ある君たちが出世すれば、比較的自由な面会も叶うだろう」
そう言って、リトートはクリスやヴァニタスをちらと見やった。迎えに行ってやれ、とばかりに。

・セオドア、デーちゃんに声をかける。「一緒に暮らさないか?」

「ふう」更生プログラムのメンバーがいなくなって、部屋は静まり返っている。「最初に君だな。シュヒ・サイディズ・ロウ」「はい」
「まずは、5年と3ヵ月、更生プログラム第一期生、俺のバディとして、ともに協力してくれてありがとう。きみの相棒であれたことを誇りに思うよ。今日をもって、きみの更生プログラムを終了する。きみは刑務所からもNAPDからも自由の身だ。長い間お疲れ様」
「リトートさん。ぼくを信じ続けてくれてありがとうございました」
口の回る彼には珍しく長い沈黙があった。面食らったのかもしれないと思ったシュヒはあわてて謝る。
「……す、すいませんでした!つい感極まっちゃって」「いや、俺もそう思うよ。ありがとう」言葉少なに返し、微笑みを浮かべた。そして、無理やり話題を変える。
 
・じょかくん裏剥ぎ。ラスト
ギルとルイーズとの飲み比べの帰り。
「本当は、殺人なんか犯してなかったんです、いつ言おうかずっと迷ってて結局ここまで言えずじまいでした。」泣きながらほっぺを引っ張る。「ご、ごめんなさい……」「バカッ!なんでそんな……自分の人生を棒に振るような……」「ごめんなさい。俺、当時リーダー格にいて、とにかく皆を守らないとと思って……でもね。ムショに入って良かったと思ってる。やっと自分と向き合える時間ができたから……」「どうして言わなかったんだ」「えと、言ったら混乱させると思ってて、そしたら言う機会がなくなっちゃって……」「入ってよかったって……プログラムがあったからよかったようなものだろ。だって、無かったら終身刑だったはず。不当な罪で……もちろん強盗は罪だけど、君はもっと君を大事にするべきだ!」
「うん、うん、ルイーズは優しい。すごく優しいね。昔から変わらない」「オレはね、逮捕のきっかけになったのは冤罪だけど、それまでにたくさんものを盗んだし人に暴力を奮ってきたしたくさん暴言を吐いてきたよ。オレのことが怖くて誰も止められないし、オレ自身も止められなくて、ずっと野放しだったんだ。だからいつ人を殺してもおかしくなかったんだよ。あそこで止められてよかったんだ」「更生プログラムがあったのは運が良かったけどさ……ごめんね。本当に正論だから謝ることしかできないんだ」「約束して。私と幸せになって」「約束する。絶対幸せになろう、ルイーズ」
「アンタはおれの幸運の女神様だった」
レモネードを一口啜った。甘く、爽やかな酸味が広がっていく。
ニューアトランティスの空は、雲ひとつなく、どこまでも青く晴れ渡っていた。
 
「Lemonade」
Fin.

 

システム反省会

これから主催する人向け参考にしてくださいの意味も込めて反省文を公開しておきます😀 数多くの人にたくさんご相談させて頂いて本当にありがとうございました。

  • 主催目線でやれてよかったこと

シュヒ虐。裏方に置いていたものの、嗜虐心をそそる性癖キャラを虐待するという目的があるとやる気が違う。
Pixiv、外部サイトに本編まとめを作った。自分がスト進に参加した時にお話読み返したい!と思った経験からまとめを作っていたので、参加者さんに読み返していただいていて本当にうれしかった。「企画参加者外でも小説として読める本編」を目指していたので、実際界隈外からも本編を読んでもらって嬉しかったです('ω')
プロフカード、更新予告時に簡単なあらすじを併記

  • 主催目線の反省

選考時、要素被りがあって苦渋の選択にぶちあたった。募集前のキャラ練りタグは大事。
概要を出した当時、HO同士でペア組ませるストーリー進行企画が少なく、ペア組みは交流期間を経て希望をとって主催が決める形式にした。→ 今時点では交流開始前にばぢ決めたり事前にばぢ組ませて応募したりするシステムが関係が築きやすかったかもしれない。
ストーリーの先が読めてしまう→班わけいらなかった疑惑
if交流と期間外交流の時間軸目安・期間制限。壁打ちを積極的に採用するスタイルだったので、活発に行って頂いている時ほどアナウンスが必要だと思う。
交流は主催をはさんだDMでやるとわかりやすい
誤字脱字と人称違いの多さ。(まあ推敲してなかったからな)
単独主催のここ(作業量)がすごい! 次に何かするときはうまいこと分担してやりたい。スチルと本編更新のスケジュール管理。事前に更新日(締め切り)を決めないとリアルを縫っての作業が間に合わず、結果として1年強もかかったしスチルが間に合わない時も多々あった。グダグダ長丁場では見る側も飽きるし、1か月2回更新・3ヵ月~半年で終わらせるくらいが(筆者が主催するときの)理想かも。
20時スタートで日付変わる前に終わらせるようにしていたが、リアタイが難しい時間帯なので一長一短。