創作の書き手として、私たちは読者の期待と自分の表現の自由との間でバランスを取る必要がある。
先日フォロワーと「センシティブな表現を書いて離脱されるのどう思う?」って話をした。最近、私は何度も「あなたの書くものはセンシティブな表現への配慮が足りない」と指摘され、そのたびに疲弊していた。
私は自創作『犬謎』の中で『俺の考えた最強に可愛い特殊性癖彼女きららちゃん』を率直に表現しようとしている。読者にひよって自分の性癖が描けなくなるなど本末転倒。ナプ食いが書けなくなるくらいなら読者離脱もやむなしと覚悟している。(どんな覚悟だよ…)
コンセプトの段階で読者層絞ってるんだから、中身でどんだけ媚びようとも意味がない。読者に媚びたいなら最初から流行りジャンル流行りコンセプトで書いた方が閲覧稼げるよね。
一読者としての私はエログロ描写耐性が高い(むしろ好物)ため、過剰な注意書きを見かけると「そんなに注釈書くほどえぐい表現か? それほどでもないだろ…🤔」ってテンションが下がる。
このため、自作において注意書きが必要そうな要素には【こんな人におすすめ】といった表記を用い、注意喚起の役割を果たしつつ、キワモノ好きの読者にアピールしようとしている。
現在、フィクションの表現に対して、投稿サイトの規定を超えた自主規制や配慮が求められることが増えている。「センシティブなのは俺じゃなくててめーらの軟弱な性癖じゃろがい!」という気持ちがないわけではない。(※さかえさんはNTRでいとも容易く爆死するのでブーメラン)
でも、せっかく交流で読んでくれたフォロワーが「地雷踏んだ( ;∀;)」って嫌な気持ちになったら悲しいし申し訳ない。実在の社会問題や障碍などをテーマにした作品の場合、実際に苦しんでいる人を傷つけてしまう可能性もあるだろう。
結果、フォロワー達からアドバイスをもらって、作品全体に「人を選ぶ作風どんとこい人向け」と書き足し、さらにセンシティブなシーンの冒頭に注意書きを書き足すことにした。
私は今後もさまざまなテイスト&作風の作品を執筆していく予定なので、どうしても受け入れられない場合、無理せず離脱して別の作品を楽しんでいただければと思っている。