新型コロナ 発症から回復までの記録

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 この夏、ビッグウェーブに乗った。大人数での飲み会・遊園地やライブへの旅行・帰省・天神等の大都会に出るようなことはしていなかったが、日常的な買い物や外出、バイトは変わらず行っていたのでそこでもらってきたのだろう。発症前の14日間、バイト以外で出掛けたのは駅前のサイゼ、ドラッグストア、コメダ珈琲、友達の家(一緒にいた子は陰性)の5回。こればかりは運だから仕方ない。夏休みで人と会うことのない期間だったのでスプレッダーになることもなく良かった。

 ワクチンについては、私の居住地域ではまだ高齢者しか接種を受け付けていない・職域接種の対象外だったため、文字通り打つ手のない未接種だった。TLでワクワクチンチンの副反応に怯える人をよく見かけるようになったが、少なくとも死を身近に感じなくていいんだから実際に感染して抗体作るよりかはマシだゾ😃 各自事情はあると思うが、打てる方は躊躇わずに打って、どうぞ。重症化するリスクが低くなるなら何よりだ。こんな病気には罹らない方が良い。

8/17(火) 発症

 夕方から喉の痛みを察知。鏡を見ると扁桃腺が腫れはじめている。喉風邪をひきやすい体質なので、この時は「昨日異物感感じてうがいしたからそれだろうな。あとバイト終わりに雨で濡れたまま帰ってそのまま寝落ちしたなあ、それプラス不規則な生活だから体調崩すわ」「このご時世だから気管まわりの異常は怖いよ」くらいの認識。トローチを舐めても良くならず、夜には発熱を感じたのでバファリンを飲んで寝る。

8/18(水)

 昼頃に起床。症状は発熱、喉の痛みのみ。食欲はあって歩き回れるのであまり危機感がなく、静養していれば治るだろうと思っていた。風邪の時はおかゆ!ということで昼食にお粥を作る。

 夜、試しに体温を測ったら38.4度。微熱だと思っていたので、予想より高くて声出して動揺してしまった。この辺りから少し怖くなるものの、闘病記に書かれているような呼吸器症状がないことから「溶連菌だろう」とあたりをつける。

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 体がだるくて調理がめんどくさいので、冷凍カレーと冷凍ドリアを食べてバファリンを飲む。シャワー浴びて体温測ったら体温37.5度に下がってた。地元の身内に連絡し、明日になっても熱下がらなかったら発熱ホットラインに電話すると決める。

8/19(木) 陽性

 朝7時起床、変わらず発熱感があるので検温すると38.5度。こりゃまずいな〜と考えて9時に検温し直すと38.6度。上がっとる。

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 朝一で発熱ホットラインに電話したが混み合っているようで、10分くらい経ってから繋がった。重篤な症状でもないのに回線を潰して申し訳ないとすら思っていた。

 ホットラインで紹介された病院に電話して、検査を勧められたので受けることに。「すぐ来ていいですよ」と言われたので徒歩で15分くらい歩く。最高気温29℃ながら発熱の寒気とで小春日和のように感じて気持ちが良い。

 病院の駐車場に案内され、まずは手袋をはめさせられて問診票・検査同意書を書く。この時点でさかえはワンチャンコロナだというのに、対応してくれたお医者さんが白衣・不織布マスク・手袋という普通の軽装でびっくりした。もっと防護服みたいなの着てるかと思った。

 その後は検査。偽陽性偽陰性が出るなんて信頼性あるんですかね?と思いつつ、綿棒のような器具を鼻奥に突っ込んでゲジゲジしていると、医者に「もういいですよ」と止められた。「30分後くらいに結果が出ます」と言われて、まあ陰性だろうと思いしばらくTwitterを眺めていると、おもむろに先生がやって来た。

「さかえさん、陽性でした」

「えっ!? そうですか」

「(何か妊娠検査薬みたいな器具を見せながら)ここの赤い線が出ていると陽性ということなんですけど、陽性ですね。保健所から連絡が行きますからもう帰っていいですよ。今日の診察費はいただきません、元気になってから支払いに来てください」

「分かりました。ありがとうございます」

 半ば放心状態で帰宅。すれ違う人を大袈裟に避けながら歩いて帰ったんだけど、都市伝説のエイズ・メアリーの気分だった。道すがら地元の身内・学校・バイト先・卓予定のあったフォロワーに連絡し、それぞれ対応をして頂いた。

 午前中の症状は発熱、喉の痛み、いちご舌、痰のからんだ咳。ピンピン歩き回れるしお腹も空く。それ以外の激しい空咳や下痢等の症状はない。コロナって激しい空咳と息苦しさに見舞われてずっと寝たきりになってるイメージだったけど、こんなに元気でもそうなのか……。月並みな表現だけれど、周囲に感染者や濃厚接触者がいない中で自分が感染すると思っていなかったので、衝撃で何と言っていいのか分からない。

 

 検査から3時間ほど経って保健所から連絡が来た。保健所からは症状の経過や発症前14日間の行動を聞かれたが、こんなこともあろうかとTwitterで体調変化を記録したりスケジュール帳を細かくつけていたりしたので、スムーズにやり取りが進んだ。ただ、保健所と濃厚接触者となった人の連絡用に電話番号が必要らしく、相手のLINEとインスタしか知らないさかえは大いにこまった。

 病床不足を釈明されて自宅療養をお願いされたけれど、現段階は軽症なのでベッドは中等症重症の方や妊婦さんにゆずってほしい。今後わたしが急変するとしたら、それは神様が制裁を下す時だろう。「体調確認などのために毎日保健所への連絡は要りますか?」と聞いたら「まだ決まっていないので、不安であればご自身で検温して体調を管理してください」と言われた。

 22時頃検温すると38度。バイト先の店長と単身赴任中の身内がポカリや食糧をたくさん届けてくれたからありがたかった。平常心を保っているつもりではあったが、やはり心の奥底では不安なのだと思う。一度眠ったらもう起きて来れないような気もする。 

8/20(金)

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 朝食(米、銀鮭の塩焼き、ひじきと豆のサラダ)、解熱剤飲む、検温38.8度。食欲あり。症状は熱、たまに痰の絡んだ咳。ちょっと胸が苦しいので昼まで様子見。病は気からっていうし、あんまり怖いこと考えないようにする。

 米はやわらかめに炊いた。味覚異常を疑うも、ゆず味サラダはちゃんと酸っぱい。

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 昼食(米、肉じゃが、ひじきと豆のサラダ)。解熱剤飲む、検温36.9度。食欲普通。症状はたまに痰の絡んだ咳、まれに咳。氷枕効果か少し体温が下がり熱っぽさがなくなる。4日ぶりの36度台はかなり体が軽いが、夜になるとまた上がりそうなので寝そべっている。

 二時間おきのペースで保健所・バイト先・学校のどれかから電話が来る。保健所の濃厚接触者確認の担当者さんと「自宅療養って寝てるだけでいいですか?」「はい。療養担当の者から連絡が行ってませんか?毎日連絡していると思います」「そうですか……(??? 連絡来てないけど、これから来るのかな?)」という曖昧なやり取りをした。

 レトルト食品の配給を貰えるそうだが来るまで時間がかかるらしい。単身者は薬や食事を自分で確保せねばならないので、人によっては感染したまま買い出ししなければならないかもしれない。また、検査の行き帰りや自宅待機中の行動・保健所への感染前行動申告は個人の良心や記憶頼みなので行動記録に漏れが出るケースもありそう。ちなみに区のホームページは予防策についてはたくさん書いてあるものの、陽性確定自宅療養者はどうしたらいいのか書いていなかった……何を用意すればいいのかどう行動すればいいのかはっきりした指示や案内がないという混乱した体系に、あらためて未曾有の感染症に感染したことを思い知らされる。

 そして、そうこうしているうちに、区の感染者リストに自分のデータが載っているのを見つけた。


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 夜ごはん(おかゆ 250グラム×2袋)、解熱剤飲む、検温38.0度。食欲普通。症状は発熱、喉の痛み、たまに咳。もはや38度が平熱のようにも思えてくるが、断じて違う。呼吸症状(咳)が出てきたのが怖い。元々喉風邪体質なので、寝られないほどの咳がどれだけつらいかはよく知っている。平熱で咳がひどいよりも発熱だけの方が楽だ。
 味覚消失は「食べ物がスポンジみたい!ゴムみたい!」といった、『東京喰種』序盤のようなイメージを想像してたけど、いまのとこそのレベルではない。今のところは甘さ辛さ塩っけなどは分かりつつも繊細な風味が感じなくなる、淡白であっさりした風味に感じる。嗅覚はおそらく消失している。寝る前がいちばん不安になる。 

8/21(土)

 夜中、咳がひどくて最悪の気分で起きる。熱が高いので氷枕を使いたいんだけど、冷やすと咳が出そうでジレンマ。咳する→喉荒れる→咳する→喉荒れる の無限ループに入るのが嫌なのだが、いつの間にか鼻詰まりになってるので口呼吸せざるを得ない……コロナの症状で鼻詰まりは中々ないらしいのでどこかの粘膜が腫れてるのかもしれない。

 空腹だったので夜食を食べる。(塩をかけた米、ひじきと豆のサラダの残り、アクエリアスゼリー)。サラダにつかわれている柚子の匂いと酸っぱさが、むっと鼻腔をこじ開けて通り抜けてくるので、自分の嗅覚が失われていないことに気付かされる。眠くて気持ち悪い。


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 午前、咳で起床、喉が乾燥するのでポカリを飲んだり飴を舐めたりする。

 朝食(米、鮭の塩焼き、わかめスープ)、解熱剤飲む、検温37.3度。食欲普通。症状は発熱、やや咳、倦怠感。わかめスープうっっま!!!!塩分しか勝たん👊

 熱そのものは下がってるけど、ずっと発熱してて体力落ちてるせいか昨夜ろくに眠れなかったせいか心身ともに衰弱消耗してる。5日間38.5度だったのが37.5度くらいに下がったんだけど、熱が下がってきて「病んだ肉体の実感」が戻ってきたのか、それとも体力を消耗したのか、今の方がだるい……発症5〜10日の間は軽快治癒か重症化への分かれ道なので、気を強く持ちたい。

 保健所から電話がかかってきた。発症からずっとエスタックで凌いできたところオンライン診療で処方箋が出してもらえること、パルスオキシメーターの貸出、単身者向けのレトルト食品の配給について教えていただいた。どうしたらいいのか分からず不安だったので少しほっとする。保健所との出会いにカンシャ。

 昼食(プリンとゼリー)、解熱剤飲む、検温37.2度。SPO298。食欲あまりなし。症状は発熱、やや咳、倦怠感。昼食後保健所の方から資料をもらい、簡単な手続きの後オンライン診療を受ける。数時間後処方箋が届く。氷枕で脇を冷やしたらめちゃくちゃ楽になる。体力が回復して暇を持て余し始めたが、まだ切った張ったを見られるような精神力はないためネトフリで「ミニオンズ」を観る。カワチッカワチッ。


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 夕食(米、さばみそ、わかめスープ)、薬飲む、検温37.4度。SPO298。食欲あり。症状は発熱、咳、倦怠感。めちゃくちゃ空腹でこの後ヨーグルトとお粥を食べる。

8/22(日)

 7時間の睡眠時間の途中咳で2回起きる。起床時も咳で起きる。昼に起きてお粥をたべる。体温37.4度、Spo297。症状は微熱、せき。食欲あり。嗅覚は完全になくなっている。


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 夕食(米、さばみその残り、わかめスープ)体温37度、Spo298。症状は熱、せき、食欲あり。今日は眠くて眠くて、一日中寝ていた。ずっと食っちゃ寝食っちゃ寝してるから何となく体がムチムチしてきた気がする……😲

8/23(月) 解熱

 昼に起きて検温36.7度、SPO298。夕食はおうどん。

 「ゴールデンカムイ」の無料公開分を読む。1-6巻は無料で読めるキャンペーンや漫喫で読んだので、7巻〜最新刊まで。鯉登おとのしんくん、可愛い。

 体調は快方に向かう。コロナ寛解しそうだけど生きててよかったのだろうか。いや、治らないと自宅療養の面倒見てくれた人や友人、色んな約束してるフォロワーにも申し訳がたたないのだけれど、今後生き残ってまっとうに社会に貢献できるんだろうかと思う。

8/24(火)

 発症から1週間。朝9時頃に置きる。検温36.7度、SPO298、脈拍78。症状は咳と喉の痛み。

 夕方から生理痛になってしまい、おのれの子宮を悪罵しながら部屋の床を輾転していた。私は生理が重いのだ。「どうしてコロナなのにこんなに酷い目にあわないといけないの、人体はバカ、プロスタグランジンなんかいらない、生理なんかコロナ終わってからにまわせ、ただでさえ貧弱になってる体力リソースを生理痛に割かせるな」

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 午後、保健所からの配給がダンボール2箱届く。保健所に感謝😭

 夕食は保健所から貰った麺づくり。検温36.7度、spo297、脈拍69。熱は下がり、だるさはない。咳があり、浅い呼吸しかできないから長時間歩いたり立ったりできなくて、寝てる🤔

8/25(水)

 お昼に起き、保健所から貰ったレトルトの親子丼を食べる。熱なし、咳あり。夕食は麺づくり。検温36.5度、SPO298、脈拍79。

 保健所からの配給で食生活が潤う。一番有難かったのはなんと言ってもチューブ型ゼリーで、暇さえあればチュパチュパ吸っていた。家から出られるようになったら、天ぷら蕎麦とホワイトソースがけハンバーグオムライス、ダブルチーズバーガーが食べたい。

8/26(木)

 お昼に起き、レトルトの親子丼を食べる。熱なし、咳あり。脈拍82、酸素濃度97。夕食は麺づくり。バイト先の店長がのど飴とアイスを差し入れしてくれた。

8/27(金)

 お昼に起き、麺づくりの最後の一個を食べる。夕ご飯はレトルトの親子丼。

 サウスパークシーズン23の1〜6話を見る。熱はひいたが、未だ咳が止まない。いつになったら健康体に戻るんだろうか。いつまでお家に閉じ込められるんだろうか。

8/28(土)

 お昼に起きてボンカレーを食べる。「イージー★ライダー」を見る。

 外出制限解除の目安に達したらしいが、まだ咳嗽・喀痰がなくならないので、私の希望により今日一日はもう少し様子を見ることになる。夜になってまた保健所の医師から電話がかかってきて、明日から外出制限解除らしい。もう他人を感染させる恐れはないらしいが、内科を受診して咳止めを貰うようにいわれた。結局のところ、私はどこで何株をもらってきたのかは定かではない。回復してもデルタ株にかかる可能性もあるので気をつけてくださいねといわれた。軽症ですら体力ごっそり削ったので、「2度目、しかもデルタ株にかかったら生きて戻れるかどうか」って思う。絶対かかりたくない……。

8/29(日) 外出制限解除

 昼頃に起き、マックデリバリーでダブルチーズバーガーを食べる。チーズ!バンズ!肉!ジャンクなハイカロリー!長らくお前を待っていた。発症前とは味が違って感じるけど。

 10日ぶりの娑婆はよく晴れていて、人通りはまばらだった。体力が落ちきっていて、洗濯物を干すにも往復数分のスーパーに行くのにも一苦労である。スーパーで後輩と遭遇し、立ち話をした帰りに、マンションの軒先で冷えた麦茶を飲みながらぼんやりと風にあたった。夏の終わりの風だった。軽症とはいえ本当にどうにか回復したんだなと実感し、健康であることにしみじみ感謝する。死に損ないというセンチメンタルな思いが消えないが、今は自分の死に時ではなかったのだと前向きに切り替えていく。咳、それに伴う謎の腰痛、嗅覚の消失と味覚鈍麻が未だなくならないが、ゆっくり経過を見守っていこうと思う。